どこが悪いの?この家の間取り。 【1.建売プラン編】

2022.5.2 川崎誠

一生に一度のマイホーム作り、失敗したくないですよね。
注文住宅だけでなく、規格住宅でも建売でもマンション購入でも、間取りの良し悪しを知っておく事はとても大切です。今日は是非間取りプランを見る目を養ってください。

【1.建売プラン編】


まず初めにご覧頂きたいのは、建売住宅の広告で良く見るプランです。
このプランの一番の欠点はリビングの使いにくさです。

建売住宅の場合、部屋数が優先されます。3DKよりも3LDK、3LDKよりも4LDKに人気が集まります。ですので建売業者さんは、部屋の広さや使い勝手の良さよりも部屋数優先でプランを考えてしまいます。

このプランでは、リビングに無理やり和室を付けた為、ソファーやテレビの置き場所が不足しています。昔のブラウン管方式のテレビですと厚みがありましたのでコーナーに置くと便利でしたが、現在は薄型テレビが主流ですので壁面にレイアウトしなければなりません。最低でも1.2m、出来れば1.5mの壁の長さが必要です。その上でサッシが狭くならないように計画しなくてはいけません。液晶の技術革新が猛スピードで進んでいますので、ますますテレビの大型化は進んでいくでしょう。又サラウンドシステムなどの音響システムやオーディオなどのスペースも確保しておきたいところですね。ソファーやテーブルが実際より小さめに書かれているケースもありますのでご注意ください。又南面にプロジェクターを配置する場合、昼間は逆光で見にくくなります。ご心配でしたら電源やCATV(アンテナ)などの取出し口をもう一箇所設置することも必要です。
そしてテレビを考えるときに一緒に考えておきたいのがソファーのレイアウトです。テレビが大型化するにつれ適正距離も長くなってきます。専用の家具を利用してコーナーにテレビをレイアウトする時は、特にソファーのレイアウトが難しくなるので要注意です。近すぎるのは見にくくなりますし目の為にもよくありません。テレビの背面の壁からソファーの背面の壁までの距離は最低でも3.7m、出来れば3.9mは確保しておきたいところです。

流行のリビング続きの和室を作る時には何の為に使うのか、もうよく一度お考えください。「ちょっとした和室」「両親が泊まりに来た時に」「子供が遊ぶため」「ごろっとするのに」「将来親が来るかも」などといろいろな理由で和室を考えますが、よく検討しませんとかえって中途半端な和室になってしまう事があります。オープンにし過ぎますとリビングの壁が極端に少なくなってしまい家具のレイアウトに苦心します。子供を遊ばせることが主な目的でしたら、フローリングを張った上から必要な時期だけ置き畳を敷き詰め、子供が大きくなったら置き畳を外すなど、臨機応変に考えますとスペースが無駄なく使えます。

「うちはまだ子供が小さいので、ソファーは置かないです。」とよく聞きます。確かに子育て中は、ソファーよりも床にごろっとしている方が、怪我もないし便利ですよね。

 

担当 川﨑誠 

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