【暖房のお話し1】
暖房の熱源について
昔と今では、暖房の選び方がずいぶん変わってきました。 その理由は何でしょう? 技術革新と思いました? でも一番大きな理由は熱源に利用する光熱費が原因です。
深夜電力がお得だった時期は?
2000年代には、夜間電力が今の3分の1程度と大変お得だった時期がありました。 その頃、電力会社は原子力発電所で作った余剰電力を活用しようと、蓄熱暖房機を推奨していたんです。 当時のエアコンは寒い日の暖房力が弱かったので、夜間に熱を蓄えて使える蓄熱暖房機は、とても重宝されました。 でも、2011年の東日本大震災と原発事故をきっかけに、状況は一変。 原発の稼働が減り、夜間電力の割引を続けることが難しくなってきました。
時代が変わり蓄熱暖房機は?
今では、以前持てはやされた蓄熱暖房機は「電気代が高くつく設備」として、むしろ避けられる存在に。 現在は省エネ技術の進歩でエアコンの性能が格段に良くなり、 寒い冬でも十分な暖かさを得られるようになりました。 ただし、これからの時代は太陽光発電の普及で、昼間の電力が余る傾向にあります。 でも、「電気が余るからたくさん使っても大丈夫」 という考え方は危険です。
これから考えること
これからの住まいづくりでは、できるだけエネルギー消費を抑える工夫が必要です。 それは、子や孫の世代にも優しい選択となるはずです。 家計にも環境にも優しい暖房選びのために、長期的な視点で快適な暮らしと省エネの両立を目指すことをおすすめします。
【暖房のお話し2】
ここからは特に女性にとって大切な「快適な暖房」についてお話しします。
理想の暖房とは?
暖房の理想は「頭寒足熱」。 ですので暖房は足元から温まるタイプが最高に快適なんです。 風が直接当たると体感温度が下がってしまうので、できれば風を感じない暖房がベスト。 また暖房の温度を上げると空気が乾燥しやすくなる点も気になりますよね。
快適さで選ぶ暖房ランキング
快適さの観点から見ると、暖房器具は下記の順になります。
- 1位 床暖房
- 2位 床下エアコン
- 3位 輻射式暖房
- 4位 壁掛けエアコン
「エアコンは省エネだけど、あの風が苦手…」というお声、とても多いんです。 一方で床暖房の快適さは抜群ですよね。 輻射式暖房と床下エアコンは甲乙つけがたいといったところです。
快適さとメンテナンスのジレンマ
ただし、将来のメンテナンスや修理のしやすさを考えると、このランキングは全く逆になってしまいます。 非常に快適な床暖房も、将来のメンテナンスを考えるとちょっと不安…。 「床暖房の快適さとメンテナンスのしやすさ、両方叶えられる暖房ってないの?」 そこでおすすめしたいのが「床下温水暖房」です!
床下温水暖房の魅力
床下温水暖房は基礎断熱と組み合わせて使います。 しっかり確保された床下空間の基礎スラブ上に温水配管を「転がす」だけ。 この配管が床下空間を温めてくれるんです。 床下エアコンだとエアコン周辺が最も熱く、離れるほど温度が下がりますが、温水暖房ならどこもほぼ均一の温度に。 風を感じにくいので、床下エアコンよりさらに快適です。 何より嬉しいのは、将来故障した時でも床を剥がさずにメンテナンスができること! 大掛かりな工事の心配がありません。 また、新築時には配管だけ設置しておいて、実際に住んでから「やっぱり足元暖かくしたい!」と思ったら、専用ボイラーを後付けできるのも魅力です。
エアコン上手な使い方
そうはいっても省エネを考えるとやはりエアコンがダントツ! エアコンを快適に使うコツもご紹介します。 暖房をつけたらまず床に向けて強運転させてください。 床がほんのり温かくなったら、自動運転に切り替えるだけ。 風が苦手な方も、最初だけ我慢すれば、あとはゆったり快適に過ごせますよ。
わが家では
ちなみ築10年目のわが家では、ペレットストーブ&太陽熱温水器で温められた温水を床下に引き回す
簡易床下温水暖房を併用しています。 ですので、真冬でも床が冷たいと思った事は有りません。 またペレットストーブの輻射熱は体の芯から温まるのでとても快適です。
皆さんはどんな暖房で、この冬を心地よく過ごしてますか?
当社の施工エリアは、伊豆市を始め静岡県東部になります。その他の地域でご検討される方もご相談ください。
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この記事は私が投稿しました。

川崎誠(専務)
土地選び・資金計画・リフォームを得意とし、
目指すはお客様への究極のホスピタリティー。
宅地建物取引士・FP(ファイナンシャルプランナー)
二級建築士の資格を持ち、
お客様の家作りのサポートに徹しています。
お客様の困りごとを何でも自分の問題として
解決方法を考えるのが好きなので、
マイホームのことでしたら何でもご相談下さい。
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