家づくりをお考えの方にぜひ知っていただきたいのが、施工面積と延べ床面積にはどのような違いがあるかについてです。
多くの方は違いを漠然と捉えているのではないでしょうか。
この記事では、施工面積・延べ床面積・建築面積の3つの面積をご紹介します。
面積に関わる言葉の意味を知り、素敵な家づくりにお役立てください。

□施工面積・延べ床面積の違いについてご紹介します!

まずは、耳にすることが多い施工面積と延べ床面積の両者の違いについて解説します。
そのあと、これらの違いが影響を与える坪単価についてもご紹介します。

*施工面積とは?

工事が行われた面積のことを、施工面積と言います。
明確な基準が無いため、住宅会社ごとに算出方法がやや異なることに注意をしましょう。
施工面積は、ロフトや玄関ポーチ、バルコニーを含めて計算されることが多いです。
そのため、一般的に、施工面積の方が延べ床面積より広いです。

*延べ床面積とは?

延べ床面積とは、各階の床面積の総和のことです。
施工面積とは異なり、明確な基準が延べ床面積には存在します。
建築基準法に基づいた面積であり、登記を行うときや、建物を売却するときには、延べ床面積が用いられます。

*坪単価とは?

坪単価は、建築にかかった費用の総額を、施工面積や延べ床面積で割ったものです。
割る面積が大きいほど、坪単価は低くなります。
住宅会社によって、施工面積か延べ床面積のどちらを使って計算するかどうかが異なります。
そのため、施工面積を使って計算された坪単価は低くなりやすいことを認識しておきましょう。

□建築面積についてご紹介します!

建築面積とは、真上から建物を見た際の面積のことです。
真上から見てバルコニーや屋根が飛び出た構造であるとき、1メートル以内の場合は建築面積に含まれませんが、1メートル以上の場合は1メートルを超えた範囲が建築面積に含まれます。
ここで、建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のことです。
建ぺい率には上限が設けられているため、家を建てる前に、建築面積と建ぺい率を確認しておきましょう。

□まとめ

この記事では、施工面積・延べ床面積・建築面積の3つの面積について解説しました。
施工面積は工事が行われた面積のことで基準が決まっておらず、延べ床面積は各階の床面積の総和のことで明確な基準が定められています。
建築には難しい言葉が多いため、家づくりについてお困りの方は当社までお気軽にご連絡ください。