2022年11月20日  谷口 怜

海外でみるような玄関ドアをオリジナルで使用できたら素敵ですよね。今回は輸入ドアの魅力についてご紹介します。ドアハンドルや蝶番までパーツごとに選んで注文し、塗装の色を自分で選ぶことができます。お家の顔となる玄関ドアを自分だけの感性とオリジナルにしてみてはいかがでしょうか?

輸入玄関ドアの魅力

①オンリーワンのオリジナリティ

なんといってもオリジナリティと、金属や樹脂には絶対に出せない質感が今回ご紹介する輸入玄関ドアの魅力の1つです。ハンドルやレバーなどの取手、丁番金物、鍵のデザイン、色に至っては作成可能な色は全て塗装できますので、好みの色と質感で仕上げることができます。また、輸入ドアは日本の既製のアルミ玄関ドアより開口幅が広く、出入り部分がゆったりしています。

②ダントツの断熱性能

北欧の玄関ドアはその地域性から外がマイナス40℃でも家の中の暖気を逃がさない構造で造られています。北米タイプの木製ドアも同様で熱伝導率の良いアルミ製の玄関ドアとは比較にならない性能を誇ります。
以下は北米玄関ドアの1つである「スニッカルペール」の玄関ドアの断面図です。

分厚い断熱材を金属板でサンドイッチして強度を持たせ、表層材に様々なデザインの素材を組み合わせ造られています。木製で仕上げられた玄関ドアは反りや割れが心配になる方が多いですが、表面だけが木製のこの構造ですとその心配がまずありません。

③経年変化

塗装で仕上げる輸入ドアは、経年により色あせが必ず起きてきます。これをデメリットと捉える方には輸入ドアは向いていないかもしれません。
簡単なメンテナンスにより塗さねていくと、ツヤが出て重厚感が増していきます。最初は木の目を生かしたオイルステイン仕上にして20~30年経ったらビビットなペンキで仕上げてもオシャレですよね。木部をペンキで仕上げるとプリントや樹脂とは違うなんとも言えない質感の美しさがあります。

 

出典HOUDYホームページよりDISTINCTION DOOR

 

輸入玄関ドアのブランドをご紹介

輸入玄関ドアといってもどんなメーカーがあるのか気になりますよね。そこで輸入玄関ドアブランドをいくつかご紹介します。

 

SNICKR PER

スニッカルペールのドアは北欧製品ならではの高い断熱性能、そして普遍的なデザインのスウェーデン生まれで大量生産せず品質にこだわったメーカーの玄関ドアです。
当社では、ハンドル・ロック等の金物はメンテナンス性から日本製の物を採用しています。

Simpson

シンプソン社はアメリカでもっとも歴史のあるドアメーカーのひとつで、木製玄関ドアを製作しています。日本でも最も有名で供給量も多いと思われます。
木材の管理からデザインまで一貫して自社で行うことにこだわり、シンプルながら飽きのこない、流行に左右されないデザインが特徴といえます。

レクサンドーレン

レクサンドーレンはスニッカルペールと同様スウェーデン生まれの玄関ドアです。チーク材仕上げでガラスの構造はトリプルガスになっており、断熱性・気密性・遮音性に優れた玄関ドアは、チーク材にしか出せない重厚感がありどんな建物にもよく似合います。

FACES DOOR

フェイズドアは輸入商社のナガイが、2022年に新しく北欧断熱玄関ドアの技術を使って日本向けに省エネ計算等に対応できる仕様で、断熱性・水密気密性・防犯性・国際森林認証・等の日本の基準認定を取得して発売を始めました。3シリーズ、オークとアルダーの構成になっています。

Distinction

スニッカルペール、シンプソン、レクサンドーレン、フェイズドア、が表面材を本物の木にこだわっているのに対して、ディスティンクションのドアは、表面材が強化ファイバーグラスでつくられていいるため、腐朽の心配が少なく高い耐久性があります。お手入れは面倒だけど、海外のような素敵な玄関ドアが欲しいという方にはピッタリです。ファイバーグラスの表面材を木目に整形しており、仕上方法はペンキ仕上になります。

 

輸入ドア事例

 

玄関ドアはそれ単体だけではなく、周辺のタイルや石、照明器具、などと合わせてそのお家にしかない顔になります。輸入のドアに限りませんが、玄関ドアをキレイに保つコツはドアに雨がかからないように軒や庇をなるべく深くすることです。皆様もお家づくりをする際は、輸入玄関ドアを検討してみてはいかがでしょうか?

2022年11月20日  谷口 怜